As the best wine doth make the sharpest vinegar, so the deepest love turneth to the deadliest hate.
(最高のワインがとても酸っぱい酢になってしまうようにどんなに深い愛でも間違うと最も恐るべき憎悪に変わってしまう。)
– John Lyly
/ジョン・リリー(1554~1606)
ジョン・リリーの名言です。
ワインもブドウの熟成を誤ってしまうと酸っぱい酢になってしまいます。
それと同じように愛も間違ってしまうと憎しみに変わってしまう。
深ければ深いほど間違ったとき、深い憎悪に変わってしまいます。
愛⇒憎悪
裏切られれば愛は憎悪に変わってしまいます。
自分が裏切ったつもりがなくても相手が裏切ったと思ったら憎悪に変わるので困ったものです。
極端な例ではストーカーですね。
ストーカーは勝手に愛して勝手に裏切ったと思い憎悪を抱くことがあります。
愛が深い分厄介な憎悪になりがち。
対処のしようがないので質が悪いです。
ストーカーじゃないにしろ、自分が深く愛している、愛されている場合、裏切らないように裏切られないようにするのは愛を憎悪に変えないためには非常に重要です。
何しろ相手は絶対的に他人ですからね。
自分が愛している場合、相手が裏切らない保証はないですし、愛されている場合は、相手が何を裏切りとするかはわからないです。
なのでしっかりコミュニケーションを取ること。
甘い言葉や雰囲気に惑わされず等身大の相手を見て、自分を見せること。
これができなければどこで裏切られてもおかしくないですね。
相手が何を不満に思うのか、自分が何を不満に思っているのか、互いに知らなければ不満を抱えどこかで耐えられなくなるものです。
コミュニケーションは近しければ近しいほど密に行いましょう。
くれぐれも憎しみに買えないように気を付けていきましょう。
ジョン・リリーとは?
ジョン・リリーはエリザベス朝イギリスの作家、戯曲家です。
大学才人の最年長者。
散文の教訓物語『ユーフュイーズ』(Euphues)によって名声を博しました。
生涯に7篇の喜劇を書き、主に台詞回しの面で初期のシェイクスピア作品に影響を与えたとされています。
詳細はこちらで⇒Wikipedia
この記事を読んだ人におすすめ!