Be kind, for everyone you meet is fighting a harder battle.
(親切にしなさい。あなたが会う人はみんな厳しい戦いをしているんだからさ。)
-Plátōn
/プラトン(紀元前427~紀元前347)
古代ギリシアの哲学者、プラトンの名言。
短い文章ですがとても良い言葉です。
思わず声を荒げてしまう、嫌な態度をとってしまう、イラっとしてしまうということはありませんか?
嫌なことがあったり、疲れていたり、体調が悪かったり、なんかよくわからないけど虫の居所が悪かったり。
人によってそんなことがあるかと思います。
僕自身もよくあることです。
ただ、だからといって他の人にそれをぶつけていいわけではありません。
その人だって毎日あなたが思ってもみないような苦しみを耐え抜いているであろうからです。
人はいい部分ばかり他人に見せたがります。
SNSなんか見ているとよくわかりますよね。
そして、人は他人のいい部分ばかりに目が行きがちです。
ということは人の苦労に対しては感知しづらいものということです。
人が苦しいのが分からないということは”自分ばかり苦しい”という感情に転じます。
そうすることによって他人に当たることを正当化し、当たられた方も他の人に当たる、もしくはやり場のない怒りを持ってしまうなどの悪循環に陥ってしまいます。
ではなく、みんな大変なんです。
嫌な思いもしているんです。
自分自身だけが大変。そんなことありません。
大変な時に嫌な態度を取られたらどうですか?もっと嫌な気分になっちゃいますよね?
ですので、どんな時でも人には親切に。
みんな大変ですから傷口に塩を塗り付けるのではなく、薬をつけられるように振る舞っていきましょう。
悪態をついたあなたに悪感情を持つ人はいますが、親切に振る舞ったあなたに悪感情を持つ人はなかなかいません。
親切にした方が味方が増え、得なことが多いはずです。
他人だって生きているのでつらい目に合っています。
そのことに思いを寄せることができれば親切もできるはずです。
プラトンとは?
プラトンは古代ギリシアの哲学者です。
ソクラテスの弟子で、アリストテレスの師に当たります。
『ソクラテスの弁明』や『国家』等の著作で知られています。
現存する著作の大半は対話篇という形式を取っており、一部の例外を除けば、プラトンの師であるソクラテスを主要な語り手となっています。
プラトンは、師ソクラテスから問答法(弁証法)と、正義・徳・善を理知的かつ執拗に追求していく哲学者(愛知者)としての主知主義的な姿勢を学び、国家公共に携わる政治家を目指していましたが、現実政治に関わるのを避け、ソクラテス死後の30代からは、対話篇を執筆しつつ、哲学の追求と政治との統合を模索していくようになりました。
40歳頃の第一回シケリア旅行にて、ピュタゴラス学派と交流を持ったことで、感覚を超えた真実在としての「イデア」概念を醸成していきました。
アカデメイアに学園を開設し、初期末・中期対話篇を執筆。
「魂の想起(アナムネーシス)」「魂の三分説」「哲人王」「善のイデア」といった概念を表明。
後期になると、この世界そのものが神によってイデアの似姿として作られたものであるとか、諸天体は神々の「最善の魂」の知性(ヌース)によって動かされているといった壮大な宇宙論・神学的描写が出てくる一方、現実的な「次善の国制」を模索する姿勢も顕著になりました。
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