Don’t walk behind me; I may not lead. Don’t walk in front of me; I may not follow. Just walk beside me and be my friend.
(後ろを歩かないでほしい。私は導けないかもしれないから。前を歩かないでほしい。私がついていけないかもしれないから。ただ一緒に歩いてそして、友達でいてほしいんだ。)
– Albert Camus
/アルベール・カミュ (1913~1960)
アルベール・カミュの友達に関する名言です。
友人には常に一緒を歩いてほしい。
先にもいかないでほしいし、後ろも歩かないでほしい。
友人との間に上下が発生したり、妬みが絡んでしまったら友人関係は壊れてしまいます。
だからこそ、常に対等な立場でいたいですね。
友人と自分の間に優劣はない
友人との間に競争意識を持ってしまうことがあると思います。
競争意識を持つのは全く構わないこと。
切磋琢磨していこうとするからですね。
ただ、そこが行き過ぎてしまって、友人よりも上達したい、上に立っていたいと思いすぎてしまう。
もしくは、友人が上達しすぎてしまい、引け目を感じる、頼りに切りになってしまう。
こうなってはいけません。
あくまで、友人関係は対等です。
利害が一致するのであれば問題ないですが、一方が利を大きく、一方が害を大きく受け取るようなものは全く友人関係とは言えません。
利害を関係がない状態でいることが大切です。
ただ、どうしても立場に違いは生じてくるかと思います。
もしかしたら友人が有名人になったり、自分が経営者として成功したり。
逆にどちらかがうまくいかなかったりする場合もあります。
なので、対等でいなければいけないのは心、精神面です。
友人を下に見てはいけないし、上にも見てはいけない。
どんなに自分の立場が変わっても、また、友人の立場が変わったとしてもいつもまでも変わらぬ距離感で接することができるのが本当の友情ですね。
先を歩かず、後ろを歩かずただ一緒に歩いてくれる友達、あなたはいますか?
アルベール・カミュとは?
アルベール・カミュはフランスの小説家、劇作家、哲学者です。
第二次世界大戦中に刊行された小説『異邦人』、エッセイ『シーシュポスの神話』などで注目され、戦後はレジスタンスにおける戦闘的なジャーナリストとして活躍しました。
カミュは何よりも時代の妥協しない証言者でした。
彼は絶えずあらゆるイデオロギーと闘い、実存主義、マルクス主義と対立。
ソビエト全体主義に対する批判は、彼をコミュニストたちと対立させ、サルトルと絶交するに至りました。
彼の著作のヒューマニズムは、歴史の最悪の時期における経験のなかで鍛えられたものであり、この意味で、彼は20世紀のもっとも高いモラルを体現した人物のひとりとなります。
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