It is much difficult to judge oneself than to judge others.
(他者を裁くより自分を裁く方がもっと難しいものだ。)
-Antoine de Saint-Exupéry
/サン=テグジュペリ(1900~1944)
フランスの作家、操縦士であるサン=テグジュペリの名言。
他人には厳しく自分には甘い。
人にとってよくあることかと思います。
サン=テグジュペリが言うように他者を裁くより自分を裁く方が難しいから。
楽な方に人は流れるので当たり前といえば当たり前です。
ただ、逆の立場から見たらたまったものじゃないでしょうね。
自分に厳しく
他人の粗をさがすのはすごく簡単です。
主観的に見て自分とそぐわないところを探せばいいだけ。
自分の考え、意見に完全にマッチする人間もいなければ、完璧な人間だっているわけがありません。
だから好きな人もいれば嫌いな人もいる。
すごく自然なことです。
ただ、問題はどうしても主観になること。
自分が見ることなのでしょうがない点がありますが、主観で見てしまうとどうしても、自分に甘くなってしまいます。
自分の観点だけで見るので自分には甘くなるのは当たり前。
だからこそ自分を裁くのは難しいです。
でも、そうすると他者には不公平に見える。
自分には甘いくせに他人には厳しい。
これでは嫌になってしまいます。
だからこそ、自分に対して厳しく。
他者に厳しく自分に甘いということは他者からの評価は下がります。
不公平だと。
ただ、それ以上に自分に甘いということは自分の判断基準に甘えてしまうということ。
すると、成長のスピードも遅くなりますし、なあなあで済ませることが多くなってしまいます。
これではいけません。
では、自分に対して厳しくするには?
というと、先ほど主観的だから甘くなるとお伝えしています。
というのであれば
自分を客観的に見る。
これに尽きるわけですね。
他者を主観的に見るように自分は客観的に見る。
視点を自分から他者に切り替えるわけです。
そうすることによって自分には厳しくなるでしょう。
例えば、自分がこれくらいでいいかというような見た目であっても、もっと鍛えている人から見たら全然十分でないかもしれません。
そのような厳しい人の目をかりてみればいいわけです。
今まで自分がなあなあで許していたことを他人に当てはめることで許せなくなる。
そうすると自分をもっと追い込むことになります。
自分に甘いよりも厳しくできる方が自分自身の成長にもいいですし、周りからの評価も高くなってきます。
是非、主観的に自分を見るのではなく、客観的に自分を見て厳しく見てみてください。
サン=テグジュペリとは?
フランスの操縦士で、作家です。
読者からは”サンテックス”の愛称で親しまれています。
代表作は『星の王子さま』。
サン=テグジュペリを題材にした伝記なども多数出版されています。
詳細はこちらで⇒Wikipedia
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