Adversity is the diamond dust Heaven polishes its jewels with.
(逆境とは、天が自分という宝石を磨くために使うダイヤの粉塵なんだ。)
– Thomas Carlyle
/トーマス・カーライル (1795~1881)
トーマス・カーライルの名言です。
宝石は原石のままでは輝いていません。
磨いてはじめて輝くものです。
ダイヤの原石を磨くためにはダイヤの粉を使って磨くしかありません。
磨かれることであの美しい輝きがみられるわけです。
逆境。
非常に苦しいです。
しかし、自分という原石は逆境というダイヤの粉で磨かれることで輝いていきます。
逆境を乗り越えることで成長できる
逆境の中にいるといつも逃げ出したくなります。
ただ、逆境を自分としてどう捉えているか。
逆境の捉え方で逃げ出すのか、立ち向かって克服するのか変わります。
トーマス・カーライルが言うようにダイヤの粉として捉えているのか。
またはただ自分を苦しめる何かと捉えているのか。
後者であれば挫けそうになります。
前者として捉えていれば乗り越えられそうです。
逆境の中にいるときは目の前のことしか見えなくなりがちです。
そうすると苦しいという思いばかりが先行して逃げ出したくなってしまうわけです。
ただ苦しい中にいても逆境が自分を磨くものだと分かっていると先を見ることができます。
その逆境の先に何が得られるのか?
逆境を乗り越えたときに自分はどうなっているのか?
目の前ばかり見ていると苦しいと思ってただただ逃げたくなりますが、乗り越えた先に得られるものを考えれば頑張れることが多くなります。
そして、乗り越えられれば乗り越えられたことで逆境に打ち勝てた自分が残るので自信がつきます。
逆境を乗り越えられた経験と地震で次の逆境を迎えたとき、より、乗り越えられやすくなるはずです。
逆境を乗り越えれば乗り越えるほど自信がつき、成果も得られるようになっていきます。
自分を磨くためのダイヤの粉。
無駄にするのか、活かすのかは自分次第。
しっかり見極めていきましょう。
最後に。
逃げ出していい逆境もあります。
例えばいじめにあっている場合。
真っ先に逃げましょう。
いじめに耐えても得られることは少ないです。
あまりに理不尽な逆境の場合は耐えても得られることよりも失うことの方が多くなってしまいます。
逆境に立ち向かうことも重要ですが、見極めて逃げ出すことも重要です。
美徳に囚われて自分で逃げるべき時に逃げられないように縛られないようにしましょう。
トーマス・カーライルとは?
トーマス・カーライルはイギリスの歴史家・評論家です。
代表作には、『英雄崇拝論』、『フランス革命史』、『オリバー・クロムウェル』、『衣装哲学』、『過去と現在』などがあります。
『英雄崇拝論』に代表されるように、「世界の歴史は英雄によって作られる」と主張したことで知られるが、彼の言う「英雄」とは歴史に影響を与えた神、預言者、詩人、僧侶、文人、帝王などを指します。
詳細はこちらで⇒Wikipedia
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